炎天下 車内放置の子供を救う
試合が終わり、昼ごはんはデカ盛りたれかつ丼
デザートはサーティワンアイスにしよう
上里ウニクスへ
埼玉県児玉郡上里町七本木2272-1
暑い、強い日差し
13時28分、レシート記載時刻
アイスを購入
そして、大事件が
広い駐車場はほぼ満車
どこに車を停めたっけ?
ウロウロ探していると、子供の泣き声が聞こえます
ちょっと気になる泣き方
恐怖、不安、苦しさ、そんな特殊な泣き声が聞こえます
車はびっしり停まっていますが、人影はありません
末っ子と、泣き声のするあたりの車の中を見ていきました。
とある車の後部座席、チャイルドシートに2歳ぐらいの子供が
炎天下、エンジンかかっていません。
汗、びしょびしょです。苦しそうです
鍵、閉まっています。
呼びかけてみます。目は合いますが私達に怯えるように無反応に
窓は5cmほど開いていますが、バイザーがそれより下までかぶっています。手も入りません
まず、末っ子を走らせました。誰でも良いから状況を慌てず急いで正確に伝えて連れて来い、と
呼びかけ、なんとか鍵を開けるように言いますが、チャイルドシートに固定されたまま、動きません。
数台隣に年配のご夫婦が
係員を呼んでくるから、ここで見ていてください、とお願いしました。
走る私、末っ子も係員を連れてきました。
緊急放送 ※かなりの音量、こんなのがあるとは
若いママと子供たち(女の子2人)が近くの車に。気付き手伝ってくれました。
私では怖がってしまうので、若いママが優しくドアの鍵をあけさせようと
自分の娘たちを見せて、「お友達もいるから大丈夫だから、怖くないよ」、と
でも、ダメです。うつろな目、視点はまだ合いますが、動こうとはしません。
車の周りには9人、なんとかしなくちゃと全員が思っています。
このままでは危ないです。
窓を割ろう、私が割ります、と私が言い出したとき、小走りの女性が戻ってきました。
「ちょっとだと思ったんで」「大丈夫だと思ったんで」
説教かましてやりました。
子供に「ごめんね~」とだっこして言うだけの母親、うつろな目の子
母親の腕の中でぐったりする子に、水を飲ませてあげようとする若いママ、あなたの娘2人は幸せに育ちます
上記画像の、31の2段重ねのアイス
この間に、ほぼ液体化
溶けたアイスを気にせず食べる末っ子、ぽつりと、「助かってよかったね~」
いざ、という時、人間の真価が問われます。
鍛えておいて良かったです。
どんなに辛いのか、末っ子と実験してみました。
車内で動けない状況、耐えられるのか
同じように炎天下
エンジン、エアコン停止、はっきり解る室温の急上昇
吹き出す汗、しかし空気の対流が無い為、気化熱なんて一切感じません。
体中に熱湯を纏わせたように
息苦しい、筋肉が溶けていくように感じます
無理です、10分も持ちません
※ 私達は、意図的に実行したので、辛かったら自分でドアを開けて外に出られるという安心感がありました。
不安が一切無い状況での実験です。
たとえ、エンジンを掛け、エアコンをかけていたとしても、何らかの事由でエンジンやエアコンが止まってしまう
そんな事もありえます。
寝ていたから、すぐに戻るから、なんて言い訳にすらなりません。
車を盗み、途中で後部座席に乗ったままの子供たちに気付き、夜中にダムに捨てた、
そんな事件もありました。
つい先日、小川町で2人の子供が車中に放置され亡くなる、
そんな事件もありました。
ちなみに、車の窓ガラス、簡単に誰でも割れます。
普通に脱出用ハンマーも売られていますし、10円玉数枚+ビニール袋でも割れます。
悪用する者はいます。
鍵を付けたままエンジンを掛けて、もう1つの鍵で鍵を閉めておく、なんて無駄です。
盗んでください、とお願いしているようなもんです。
ご注意を、いや、やってはいけません。
子供は親を選べない
この親の子で良かった、と
産まれてきて良かった、と
この子の親で良かった、と
産んで良かった、と
ママたち、頑張れ!
子供の事を、見返りを一切求めず、限りない愛で本当に本気で考え続け、守り抜けるのは母親です。
父親の育児なんて、自己満足の一環でしかありません。
私も、猛省の日々です。
無限無償